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らいふのもり

セレンディピティと帰納法

セレンディピティについて
「セレンディピティ」 とは、偶然の発見などを意味します。
科学の分野では大発見や発明は「セレンディピティ」 からうまれることが多いことから、研究者には、なじみの深いことばであり、ノーベル賞の受賞の際にもよく聞くことばです。
もちろん何の準備もしていない者に、偶然の発見があっても気がつかないでしょうが、いくら準備していても偶然の発見が訪れるとは限りません。それは仕方ないので、研究者は地道にがんばるしかありません。

「帰納法」と「演繹法」 について
偶然との関係で、研究の方法論ともなる 「帰納法」 と「演繹法」 について考えてみます。
科学の分野にあてはめてごく簡単にいうと、
「帰納法」 は、多くの実験事実から結論を導く方法
「演繹法」 は、論理的に結論を導く方法
といえます。

さて、科学の分野を、生物、化学、物理に分けて考え、各方法論が使われる順番にならべると、どうなるでしょう?
いろいろな考えがあるので、あくまで個人的な意見ですが、以下と思っています。
「帰納法」   生物 > 化学 > 物理
「演繹法」   物理 > 化学 > 生物

これだと、帰納法的な方法論がよく使われる生物に関係の深いライフサイエンス研究者は 、「額に汗して実験」 しないといけないことになりそうです。
しかし、多くの実験を実施することから、これらの中で、セレンディピティに出会う可能性が高そうなので、チャンスも大きいかもしれません。

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