ライフサイエンス研究の規制には、安全と倫理に関するものがあることは、「ライフサイエンス法令」などで述べてきました。
倫理に関しては、以下に示した多くの研究/生命/医療系の倫理指針などが知られています。これらは、1964年 に世界医師会 が採択した「ヘルシンキ宣言」の考えを基本として策定されています。
私は、いくつかの医療倫理の講習会に参加したことがありますが、講習会では、倫理指針のもとになる基本的な考えを学べるだけでなく、ケーススタディによるグループディスカッションがあることが多く、実践的なことまで学ぶことができます。また、講習会の参加者の多くは、医師や看護師などの医療関係者であり、医療現場ならではの話も聞くことができます。
倫理を学ぶ手段は、他に、e-learningなども充実しており、これらについては別の機会に詳しく話をしたいと考えています。
【倫理指針等】※
•人を対象とする医学系研究に関する倫理指針
•ヒトゲノム・遺伝子解析研究等に関する倫理指針
•遺伝子治療等臨床研究に関する指針
•再生医療等の安全性の確保等に関する法律
•臨床研究法
•ヒト受精胚の作成を行う生殖補助医療に関する倫理指針
•特定胚の取扱いに関する指針
•ヒトES細胞の樹立に関する指針
•ヒトES細胞の分配及び使用に関する指針
•ヒトiPS細胞又はヒト組織幹細胞からの生殖細胞の作成を行う研究に関する指針
※・ライフサイエンスの広場(文部科学省)http://www.lifescience.mext.go.jp/
・研究に関する指針について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/i-kenkyu/index.html
ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!
にほんブログ村
人気ブログランキング