「抗インフルエンザ薬」で、インフルエンザ薬を作用機序によって分類して紹介しました。
今回は、これらの薬の化学構造をまとめてみました。
「化学物質の毒性の予測」で、
「化学物質の専門家、開発者は、化学構造を電子の雲で考えるため、物質の、どの部分がどういう反応をするか、酸化されやすいか、還元されやすいかなど、構造を見るだけで分かるものです。あまり多くはいませんが、化学の専門家であり、かつ、毒性の専門家は、化学構造から物性が分かり、毒性発現メカニズムの知識と合わせれば、その構造から毒性がかなりの確度で予測できます。」
「ナノマテリアル」で、
「化学の専門家は、化学構造を電子の雲で考えるため、その化学物質が、電子を授受しやすいか、どの部分がどういう反応をするか、どんな色を持つかなど、化学構造を見るだけで分かるものです。これは、医薬品のデザイン(分子設計)をしている専門家も同様です。」
という話をしました。
化学の専門家が、薬の化学構造を見ると、その作用をある程度、思い浮かべることができるのではないでしょうか。化学構造を電子の雲と捉え、分子の形と電子の偏りなどを想像しつつ、作用機序との関係に思いを巡らすのは、専門家にしかできない贅沢かもしれません。
1.「ウイルスが自身の殻をやぶり細胞の中にRNA(遺伝情報)を放出」を阻害 ー経口薬
2.「細胞内で増殖:mRNAの合成」を阻害 ー経口薬
3.「細胞内で増殖:RNAの複製」を阻害 ー経口薬
4.「ウイルスが細胞の外に出て他の細胞に感染する」ことを阻害
(1)経口薬
(2)吸入薬
(3)点滴薬
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