ライフサイエンスに関連する事項を調査する際に役立つデータベース(無料)を紹介します。
材料関連検索
天然物や化学物質などの材料の検索サイトを紹介します。
健康食品成分
健康食品の成分に関する検索サイトを紹介します。
■素材情報データベース https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/indiv.html
-国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所-「 健康食品 」の安全性・有効性情報※1に、健康食品に関する多くの情報が掲載されています。特に、その中にある、素材データベースには、健康食品に含まれる素材の有効性や安全性に関する情報が収載されており、「名称」「概要」「法規・制度」「成分の特性・品質」「有効性」「安全性」「総合評価」など多くの情報を得ることができ、「概要」と「総合評価」を見るだけでも参考になります。
※1:https://hfnet.nibiohn.go.jp/
■健康食品データベース http://www.kenshoku-toyaku.jp/about.php?accesscheck=%2Fsearch.php
-公益社団法人東京都薬剤師会(東京都委託事業)
健康情報データベースHP※2 のメニュー"検索"から、健康食品の商品名、会社名、成分名・原材料名等で検索でき、「商品名」「名称」「形状」「内容量」「カテゴリー、分類」「発売者」「製造者」「主要成分」「原材料」などの情報を得ることができます。
※2:http://www.kenshoku-toyaku.jp/index.php
■機能性表示食品の届出情報検索 https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
-消費者庁
消費者庁HP「機能性表示食品に関する情報」※3 の "機能性表示食品の検索" から、機能性関与成分名などで検索でき、「届出番号」「届出日」「 届出者名(法人番号) 」「商品名」「食品の区分」「機能性関与成分名」「表示しようとする機能性」「販売中 」などを一覧表形式で見ることができます。また、詳細をクリックすると、「様式Ⅰ:届出食品の科学的根拠等に関する基本情報(一般消費者向け)」「様式Ⅱ:安全性評価」「様式Ⅲ:生産・製造及び品質の管理」「様式Ⅳ:健康被害の情報収集体制」「様式Ⅴ:機能性の科学的根拠」「様式Ⅵ:表示の内容/表示見本」「様式Ⅶ:食品関連事業者及び届出食品に関する基本情報/作用機序」などの多くの情報を得ることができます。
※3:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/about_foods_with_function_claims/#notification_information
化粧品成分
化粧品の成分に関する検索サイトを紹介します。
なお、化粧品に関しては、その他に、多くの企業や民間の検索サイトが知られています。(参照:「化粧品の検索サイト」)
■日本化粧品工業連合会HP(https://www.jcia.org/user/)「成分表示名称検索」
化粧品の成分表示名称リストであり、化粧品の成分表示名称リストNo.1~34に収載の成分が掲載されています。
化学物質
化学物質に関する検索サイトを紹介します。なお、「CHRIP」「eChemPortal」「TOXNET」は、複数のデータベースを一括して検索できる「ポータルサイト」です。
安全性データには、信頼性が高いGLP試験データや専門家の評価済みのデータから、信頼性の低い専門家の評価のないデータまで様々なものがあります。データの利用の際は、個々のデータの出典を確認し、信頼性を把握する必要があります。
■NITE 化学物質総合情報提供システム (NITE-CHRIP)
http://www.nite.go.jp/chem/chrip/chrip_search/systemTop
日本の製品評価技術基盤機構(NITE)の化学物質総合情報提供システムです。化学物質の番号、名称、分子式、構造式から、有害性情報や法規制情報等を検索できます。
■eChemPortal
https://www.echemportal.org/echemportal/index.action
・OECDが管理している大規模なポータルサイトです。
・化学物質の有害性、リスクなどに関する情報を入手することができます。
・「ESIS」「ECHA CHEM」「ACToR」など、世界の政府機関等による20以上のデータベースから検索できます。
・「ECHA CHEM」は、欧州化学品庁に提出されたREACH登録物質情報が4万件以上収録されています。また、「ACToR」は構造検索が可能です。
■TOXNET
https://toxnet.nlm.nih.gov/
・NLM(米国国立医学図書館)が管理しているポータルサイトです。
・化学物質の有害性、リスクなどに関する情報を入手することができます。
・「HSDB」「IRIS」「CCRIS」などのデータベースから検索できます。
◇HSDB (TOXNETデータベース)
https://toxnet.nlm.nih.gov/cgi-bin/sis/htmlgen?HSDB
化学物質の名称、CAS番号等から、有害性情報等を検索できます。
臨床試験関連検索
臨床試験関連の検索サイトを紹介します。
臨床試験
臨床試験の検索サイトを紹介します。
■国立保健医療科学院 臨床研究情報ポータルサイト
https://rctportal.niph.go.jp/
以下の3つサイトの情報を横断的に検索することが可能な臨床試験の統合データベースです。これらの協力体制は「JPRN(Japan Primary Registry Network)」と名付けられています。これらは、WHO Primary Registry※として承認されています。
※WHO Primary Registry:
臨床研究を登録・公開するレジストリとして、WHOが定めた基準を満たし、その旨が認められたものをいいます。
① 大学病院医療情報ネットワーク(UMIN-CTR):http://www.umin.ac.jp/ctr/index-j.htm
②日本医薬情報センター(Japic-CTI): http://www.clinicaltrials.jp/user/cteSearch.jsp
(センターHP:http://www.japic.or.jp/service/iyaku/index2.html )
③日本医師会治験促進センター(JMACCT-CTR): https://dbcentre3.jmacct.med.or.jp/jmactr/
■臨床研究実施計画・研究概要公開システム(jRCT)
https://jrct.niph.go.jp/search
医療機関等で実施される臨床研究について、「臨床研究法」及び「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」の規定に基づき、厚生労働大臣に対して、実施計画の提出などの届出手続を行うためのシステムです。WHO Primary Registryとして承認されています。
倫理審査委員会
倫理審査委員会の検索サイトを紹介します。
■ 研究倫理審査委員会報告システム
https://www.rinri.amed.go.jp/
臨床研究に関する倫理指針に基づき、全国の倫理審査委員会から報告を受けた「委員名簿」「手順書」「会議の記録の概要」が閲覧でき、各倫理委員会での活動の概要を知ることができます。
知的財産権関連
知的財産関連の検索サイトを紹介します。
日本
日本の検索サイトを紹介します。
■日本特許庁「 JPlatPat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
出願・公開・公告等の特許番号、要約/抄録・請求の範囲・発明の名称・明細書全文からのキーワードなどで検索することができます。
海外
海外の検索サイトを紹介します。
■欧州特許庁(EPO)「Espacenet」
https://worldwide.espacenet.com/?locale=jp_EP
欧州特許庁(EPO)の特許データベースです。
■世界知的所有権機関(WIPO)「PATENTSCOPE」
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/search.jsf
世界知的所有権機関(WIPO)の特許データベースです。
■Google「Google Patents」
https://patents.google.com/
Googleの特許データベースです。