高校教育は、次世代の理系人材の育成の基盤となるため重要であり、理系科目としては、数学、理科(物理、化学、生物)があります。
大学入試では、理系学部は、数学が重要で合否を左右することが多いと思われますが、医学、歯学、看護等の医療系分野については、人の体の構造等、おぼえることがたくさんあるため地道な暗記が必要であり、また、生命倫理について深く理解するためには、社会など文系的な素養も重要と思います。
理科について、大学入試のセンター試験の物理、化学、生物等は選択科目なので、選択比率を調べてみました。
平成30年度のセンター試験の結果※は、おおよそ、
物理:36%
化学:47%
生物:16%
〈地学: 1%)
となっています。
物理、化学は、より基礎的に求められる科目であるとはいえ、生物の選択比率の低さが気になります。生物は複雑系であり、おぼえることがとても多いことが原因でしょうか。実際は、生物は高得点を狙いにくいという受験テクニック的な側面もあるとは思いますが、医療系分野では、生物が基礎となるので、高校の段階で生物嫌いにならないことを願っています。
余談ですが、最近、文科省の役人と医科大学の裏口入学の事件がありました。とんでもない事件で、当然厳正な処分がなされると思っていますが、関係者の倫理感はいったいどうなっているのでしょうか 👿 👿 👿 このような人たちが、医療に携わることはあってはならないことだと思います。
※ : 大学入試センタートップ > センター試験 > 過去の試験情報 > 平成30年度試験 >
https://www.dnc.ac.jp/center/kako_shiken_jouhou/h30/h30.html → 平成30年度大学入試センター試験実施結果の概要
なお、主に文系受験者が選択する物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎は、ここでは集計に含めていない。
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