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メディカルサイエンス

大学入試センター試験の時期に思うこと

今年もセンター試験の時期がやってきました。受験生には、風邪などに注意して、万全の体制で受験して欲しいものです。また、交通機関の乱れなどもないことを祈っています。

受験にはなによりも公平性、透明性が求められますが、最近の医学部の不正入試とその後の対応のいいかげんさをみていると、根底からくずれているように思われます。大学の当事者は、教育機関の使命を分かっているか大変疑問です。

さて、センター試験は、いろいろな評価はありますが、難問・奇問は少なく、特別な勉強をしなくても、高校で授業をきちんと受けていれば、点数をとれるという意味で、公平な試験とも言えます。今のセンター試験は来年2020年1月を最後に、「大学入学共通テスト」に移行し、「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」を重視したテストになるとされています。しかし、どんな試験でも対策が可能なので、特別な勉強をしないと点数がとれないような試験になり、公平さが損なわれないか危惧しています。くれぐれも、予備校などで特別な対策をした者が有利になるような試験にはならないようにして欲しいものです。

また、以前、「大学入学試験での理科の選択」で述べましたが、平成30年度のセンター試験の理科の選択結果は、おおよそ、物理:36%、化学:47%、生物:16%、(地学:1%)でした。今年平成31年度も、あいかわらず生物の選択比率は低くなりそうです。ライフサイエンスに携わる身としては、「大学入学共通テスト」では、物理と生物の比率が同じくらいになればいいなと思っているところです。

※なお、主に文系受験者が選択する物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎は、ここでは集計に含めていません。

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