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メディカルサイエンス

歯の治療での詰め物

今回は歯の治療について。

歯の治療は少し痛いこともあるので、歯医者に行くのはあまり楽しいものではないですが、詰め物をするときに、どんな詰め物をするかは悩みの一つです。

詰め物には、いろいろな材料が使われていますが、大きくは、金属(銀歯など)、レジン(樹脂素材)、セラミック(陶器素材)の3つです。

それぞれ、見栄え、耐久性、価格(保険適用)など、一長一短あり、どれがいいということはなく、希望に応じて選択することになります。

レジンは、コンポジットレジンと呼ばれる有機系の樹脂と無機材料からなる有機複合材料が主流で、歯に詰めてから光を照射して重合させることにより硬化させています。詰めた後、光をあてて、ピッという音がすると終了です。

注意しないといけないのは、詰め物の歯の場所により、どれでも選べるわけではないということです。例えば、親知らずを除いた奥から2番目の歯までは、保険が適用される金属、保険が適用されないセラミックの2つしか選べません。理由は、奥歯は噛むときに力が加わるので、レジンだと耐久性がもたないからだそうです。見栄えのよく、丈夫なセラミックを選ぶと10万円近くかかってしまう可能性があります。でも、奥歯で、どうせ見えないので、金属で十分だという考えもあります。

歯の詰め物などは、歯科技工士が作成しますが、コンピューターを活用して設計/製造を行う(CAD/CAM)ことも多くなっています。また、日本では、まだ先になるかもしれませんが、今後は、3Dプリンターも利用されるようになると考えられます。

歯の詰め物に興味をもっている人は少ない思いますが、このように、歯の詰め物の世界も、材料や製造法で日々進歩が続いています。

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