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メディカルサイエンス

獣医学部の話題

加計学園の加計理事長が会見しましたが、一向に、もやもやした感じがぬぐえないのは私だけではないと思います。

加計学園の新設獣医学部にまつわる諸々の問題は、ネットでたくさんでており、サイエンスの観点を主眼とする本ブログのメインのテーマではないため、くわしく取り上げるつもりはありませんが、多額の税金が投入されているので、多くの疑問は当事者、関係者がきちんと説明する必要があると思っています。

さて、今回は、獣医学部について話をします。
獣医学部(獣医学科含む)は、いうまでもなく、獣医師を養成する学校であり、6年間の過程を修了後は獣医師の国家試験を受け、いわゆるペット等の動物病院、畜産関係の公務員、民間企業の研究機関などで働くことになります。研究機関では実験動物を使用することもあり、動物福祉の考えを身に着ける必要があります。国家試験の合格率は、80%程度と比較的高いですが、専門職として人気があるため、特に国公立大学の獣医学部の入学試験は難関です。現在、獣医学部のある国公立大学は11校、私立は加計学園を含めて6校となっています。

なお、医学部は国公立大学は50、私立その他は32校、歯学部は国公立大学は12校、私立は15校であり、薬学部は国公立大学は17校、私立は56校となっています。歯学部と薬学部で、私立大学の割合が多いことが分かりますが、このようになっているのは、歴史的な背景などいろいろあるようです。

獣医師は動物の専門家ですが、その仕事は、ペット等の小動物や畜産の大動物の治療から、製薬会社での創薬研究まで多岐にわたります。人間を相手にする医師、歯科医師、薬剤師とは違いますが、生き物を相手にするという意味では共通で、カリキュラムをみると、X線、CT、 MRIなどの医療診断について学ぶなど共通点も多そうです。また、人獣共通感染症など、共通の課題もあります。

ヒトの健康を守るため動物や環境にも目を配って取り組もうというワンヘルスという考えがあり、今後、医師と獣医師が共同して、これらの課題に取り組み、解決していくことが期待されます。

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