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知的財産権

特許の検索

投稿日:2018年11月3日 更新日:

サイエンスの世界では、論文に加え、特許も重要な情報源です。企業はもちろんですが、大学でも技術の産業応用を目的とした研究では、特許の情報をきちんと把握して、有用性の高い発明については、特許を出願していく必要があります。

さて、特許情報は、どうすれば入手できるでしょうか。公開された特許を調べるだけなら、各国の特許庁から無料で公開されているデータベースを利用して、出願・公開・公告等の特許番号での検索、要約/抄録・請求の範囲・発明の名称・明細書全文からのキーワード検索などで、調べることができます。

日本特許庁「 JPlatPat」※1、欧州特許庁(EPO)「Espacenet」※2、世界知的所有権機関(WIPO)「PATENTSCOPE」※3などです。例えば、日本の特許の調査は「JPlatPat」、海外の特許の調査は「Espacenet」「PATENTSCOPE」などで行うのが便利です。
なお、気軽に検索するには、「Google Patents」※4が簡単です。

また、有料のデータベースもたくさんあります。当然ですが、無料データベースに比べて、高度な検索が可能であり、また、分析機能も豊富です。

私は企業にいたときは、高機能な有料データベースを利用して、特許出願前の従来技術調査、他社特許監視などに利用していました。しかし、正直、機能が高度すぎて使いこなせていたかというと自信がありません。一概には言えませんが、研究者が使いこなすのは難しいかもしれません。もちろん、企業には知的財産部門があり、役割分担して仕事をしているので、問題はないのですが。

一方、大学では、有料データベースを導入しているところは多くはないと思います。無料データベースでも、きちんと使えば、それほど困ることはありません。

特許を検索し技術を把握・活用するのに一番重要なのは、データベースなどのツールではなく、やはり、技術の目利きの力だと思っています。特許の情報は膨大なので、ただ単に情報を入手するだけでは、役立てることはできません。それでは、どうすれば技術の目利きができるようになるかですが、専門的な知識/経験/理解力に加え、技術の発展性を見通す想像力が重要だと思っています。

※1 JPlatPat:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
※2 Espacenet:https://worldwide.espacenet.com/?locale=jp_EP
※3 PATENTSCOPE:https://patentscope2.wipo.int/search/ja/search.jsf
※4 Google Patents:https://patents.google.com/

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