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知的財産権

超吸水タオルの技術

投稿日:2018年11月4日 更新日:

「エアーかおる」というタオルが、ネットやテレビで紹介されており、話題になっているそうです。浅野撚糸株式会社が何年もの年月をかけて開発した魔法の撚糸「スーパーZERO®」で作られた超吸水タオルです。おぼろタオル株式会社と共同で開発されたそうです。

紡績糸と水溶性糸を合わせ、それをねじり合わせた後で、水に水溶性糸を溶解させることで、糸にすきまを生じさせることができ、この糸をつかった、ふわふわで、大量の水を含むことができるタオルが「エアーかおる」です。

技術を知るには、特許を調査するのが一番なので、「特許の検索」で紹介した、日本特許庁「JPlatPat」で、”浅野撚糸”で検索すると、2004年から2012年にかけて出願された特許が13件ヒットしました。うち12件が、クラレトレーディング株式会社との共同出願です。
発明の名称は、「複合撚糸及びこの複合撚糸を用いた織編物」「ループパイル織編物」「織編物製造用の膨化糸及び巻き糸並びに織編物及びその製造方法」「モップ用糸及びそれを用いる清掃用モップ」「軽量加工紡績糸および織編物の製造方法」「加工紡績糸およびそれを用いた織編物」などです。

技術のポイントの一つは、水溶性糸ですが、特許の明細書中では「水溶性糸を構成する繊維としては、前記した水溶解性を水溶性糸に与える繊維であればいずれも使用でき、例えば、水可溶性ポリビニルアルコール系繊維、水可溶性エチレン-ビニルアルコール系共重合体繊維、水可溶性ポリアミド繊維などを挙げることができ、そのうちでも水可溶性ポリビニルアルコール系繊維、水可溶性エチレン-ビニルアルコール系共重合体繊維が、繊維強力、水(熱水)への高い溶解性、生分解性、入手容易性などの点から好ましく用いられる。水可溶性ポリビニルアルコール系繊維は、従来から広く知られており、例えば、水溶性ビニロンなどとして販売されている。」と説明されています。”水溶性ビニロン”とは、高分子化合物のポリビニルアルコールを原料として紡糸したものです。

特許については、海外でも出願されており、「特許の検索」で紹介した、欧州特許庁(EPO)「Espacenet」、世界知的所有権機関(WIPO)「PATENTSCOPE」で検索すると、日本以外に、欧州、米国、中国で出願されていることが分かります。

このように、消費者に価値を提供している「エアーかおる」に関連して、多くの特許が出願されています。

画期的な製品は、ほとんどの場合、その技術について特許出願されているので、今回のように、特許データベースで調査すれば、技術の詳細が分かるかもしれません。興味がある製品があれば、是非、試してみてもらえればと思います。

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